美容皮膚科で黒ずみを消すってどんなことをするの?
美容皮膚科では黒ずみ治療を行っています。具体的にどんなことをするのか見ていきましょう!いずれの治療法にも共通するのは①複数回の通院が必要②保険が適用されない、ということです。
美容皮膚科で行う黒ずみ治療で、最も一般的で人気があるのがレーザー治療です。レーザー治療とは、レーザー光線を皮膚に照射してメラニン色素を直接破壊していく治療法です。破壊されたメラニンはターンオーバー(新陳代謝)によって表面に出てはがれ落ちていきます。ターンオーバーの機能を利用して、繰り返しレーザーを当てることで黒ずみを解消していくというものです。レーザー光線は奥に潜んでいる頑固なメラニンにも効き、効果は高いとされています。しかし蓄積された黒ずみを一度に破壊するのは難しいため、複数回かかることがほとんどです。
一般的な黒ずみでは、1回の治療は10,000円程度。治療回数は5~10回程度が目安です。
陰唇や小陰唇などデリケートゾーンの内側や色素沈着した頑固な黒ずみを削り取るレーザー治療もあり、1回の治療が10万近くとかなり高額です。
レーザー治療のデメリットと言えるのがダウンタイムです。ダウンタイムとは、レーザー治療をした患部が通常の肌に戻るまでの時間を指し、赤みや腫れを伴うことがあります。ダウンタイムがほとんどないレーザーもありますが、それでも治療後2~3日は肌に刺激を与えないよう保湿したり柔らかい素材の下着をつけるなどの配慮が必要です。またシャワーは当日からOKでも入浴は2週間後からなど、治療後の生活に制限がかかります。
特殊な薬品を使って古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促しメラニンを除去する治療法です。毛穴の汚れや詰まりの解消にも効果的です。ただしメラニンの発生源は肌の深いところなので、ピーリングによってすぐに黒ずみに効果がでるわけではありません。だいたい1クール5~6回と設定されていることが多いですが、1クールでは黒ずみが解消しきれないことも多く、平均的には2~3クール行われるようです。1回あたりの費用は5,000円~10,000円が相場ですが、クリニックによっては1回で数万かかる場合もあるので、費用がネックになってきそうです。
ハイドロキノンという美白成分の入った塗り薬による治療です。ハイドロキノンはお肌の漂白剤とも言われており、メラニン色素の生成を抑えるとともに、メラニン色素を作る細胞自体を減少させる成分です。その効果は高く、レーザー治療やピーリングの後に処方されることも。ただし強い薬なので炎症や赤み・かゆみなど副作用のリスクがあります。また1年以上の長期使用で白斑がでる可能性もあるので注意が必要です。
治療期間は3ヵ月程度が目安で、副作用の様子をみながらの通院が必要です。薬そのものの価格としては5gで2,500円前後が一般的ですが、それに病院の診察代(初診料・再診料・カウンセリング代)が加わります。診察代はクリニックによって大きく差があり、最も安くて初診2,000円+薬代というところもありますし、診察+薬代で7,000円~10,000円前後だったり、中には数万円かかるクリニックもあります。